国境の南

雑感

エドワード・ヤンの恋愛時代

日比谷シャンテで観た。てか原題が独立時代?らしくて全然違う。

ラストシーンが良すぎて嬉しい気持ちで映画館を後にできた。本当にいい。中国とか台湾の映画を観ていて私は中国語の音がけっこう好きだなあと思う。喧嘩にも勢いがある。喧嘩といえばタクシーの言い合いのシーンの、視線と会話のタイミングすごかった。喧嘩した後に頬を撫でれるんだ、関係性の強さ、と思った。チチはオードリー・ヘップバーンみたいでとっても可愛い。義理兄の部屋にもポスター貼ってあったし。恋をした人間がまた走っていた。モーリーもベリーショートで可愛い、恋する惑星のフェイウォンを思い出す。煙草を吸う姿も運転してるところもカッコいい。ミンとの夜のシーンがつらかったけど暗闇の中の二人は美しかった。嘘でも愛してるとあの時言われていたらどうなっていたんだろう。朝のビルのシーンも綺麗な青だった。病院で叔母さんが泣くシーン、あれ一瞬どっち?と思ってしまった。マジで全員ぶつかり合いすぎてすごいパワーだった。後半表情が見えないシーンが多かったけど他人のわからなさを表してるのかな。濱口竜介さんのコメントも良かった。もう一回観たいしクーリンチェも観てみたくなった。4時間…