国境の南

雑感

離婚伝説1st ONE MAN LIVE "愛が一層メロウ"

離婚伝説の初めてのワンマンライブ。離婚伝説を観に来た人がこんなにも!としみじみ。 何度もライブをみてきたけど今日が1番輝いていた、眩しすぎて最初直視できなかった。。。前にいた女の子もずっとヒー!みたいな感じで顔押さえてたし。わかりますよ。MC…

20240101

日記を買うのを忘れていたのでこちらに書く。手書きの方が素直に頭の中を出せる気がしてもう何年も続けているけど去年はあんまり書けなかった気がする。 今日は昼前に起きてお雑煮。年末の疲れか歯が痛い。14時ごろに出て母と初詣。たまにこうして外で喋ると…

植本一子強化月間

最近は植本一子さんの本ばかり読んでいた。 『台風一過』『個人的な三ヶ月 にぎやかな季節』『愛は時間がかかる』 昔『かなわない』を読んでいた時はちょうど当時の彼氏と全くうまくいっておらず、相まってぐちゃぐちゃな気持ちで読んでいた記憶がある。植本…

tofubeats メジャーデビュー10周年記念ライブ@恵比寿The Garden Hall

tofubeatsさんメジャーデビュー10周年おめでとうございますそしてありがとうございます。 tofubeatsの存在をはじめて知ったのは9年前の2014年。気まぐれにチェックしたUstreamでの配信(今調べたらマルチネの「東京」だった)で初めて見てその2日後には渋谷…

ゆっくり、元気になる

試験がやっと終わったので自由に読書ができるようになった。素晴らしい。空は青く澄み渡り、鳥が鳴き、木々は少しずつ色付き始めている。試験はマジで面倒。 試験明け一発目の本は佐藤友則さん島田潤一郎さんの『本屋で待つ』。広島にある「ウィー東城」とい…

マスカット・ベーリーA

▼朝。金木犀の匂いがしはじめた。出勤途中にみる田んぼの稲が刈り取られていた。昨日まで陽を受けてきらきらしていたのに、あとに続くであろう厳しくさびしい冬のことを思うと気が滅入る。電車の中で去年のフジロックでみた折坂悠太のことを思い出す。演奏を…

ZIN 「CURVE」ツアーファイナル

昨日観てきた。(10/8)いつも寝かせて1週間くらい経ってしまったりどうでもよくなってあげなかったりして勿体無いのでもうザザっと書いてしまう。 渋谷のWWW Xにて。18時半ごろに会場着。結構もう人が入っていた。 女性が多くて見通しいい。 ZINさんのストー…

折坂悠太 らいど 2023

「坂道」の音源を初めて聴いたのが2018年の10月らしい。あれからもう5年も経つ。自分の中に仕舞い込んでいた音楽を求める気持ちを激しく呼び起こされるような、猛烈な体験をしたことを思い出す。 先週の9月29日、折坂悠太のデビュー10周年を記念したツアー「…

エドワード・ヤンの恋愛時代

日比谷シャンテで観た。てか原題が独立時代?らしくて全然違う。 ラストシーンが良すぎて嬉しい気持ちで映画館を後にできた。本当にいい。中国とか台湾の映画を観ていて私は中国語の音がけっこう好きだなあと思う。喧嘩にも勢いがある。喧嘩といえばタクシー…

「ペトロールズ×離婚伝説」『SHIBUYACLUB QUATTRO 35THANNIV.「NEW VIEW」』ライブレポ

何かが心に引っ掛かる。 そもそも「離婚伝説」て。と初めてこのバンド名を耳にした人なら思うに違いない。名前のインパクトもさることながら、楽曲も妙に耳に残る名曲揃いで、ライブに行くとフロアで必ず「海老みたいな靴って何?」というリリック議論が繰り…

aftersun

思い出したのは家族でディズニーシーに行った時の写真で、豪華客船の白いデッキで小学生の私と30代後半ぐらいであろう父が笑っている。印字されている日付は2004年の5月28日なので、今からちょうど21年前。 今日aftersunを観た。みんなのツイートとあらすじ…

現代思想入門

とにかく書くハードルを下げることが大事だ。Twitterには脳内垂れ流してるのにブログになると腰が重い。 千葉雅也さんの『現代思想入門』読んだ。哲学ってなんなのか全く分かっていなかったけど、物事をいろんな角度から眺める新たな視点を得たように思う。…

街とその不確かな壁

すごくシンプルだった、というのが読み終わってまず抱いた感想。なぜなら最近の村上春樹の長編作品は読み始めてもなんとなく冗長に感じて、一旦興味を失って寝かせて置いてしまうことが多かったから…壮大な冒険も仕掛けもないが、著者がこれまで「手を変え品…

優雅な生活が最高の復讐である

装丁が素敵で手に取った。ツイッターウケしそうなタイトルはたぶんインターネットで見て知っていた、タイトルの意味は読む前と読んだ後で印象が少し変わったと思う。ジェラルドとセーラのマーフィー夫妻の暮らしとその友人たちの話だが、スコットフィッツ・…

ガラスの街

虚無がすごすぎる。自分の虚無のすごさで春を感じるの嫌だな。あと花粉もすごいです。 自分の人生を忘れるためにひたすら本を読むことにしたが、多分色々ちゃんと考えた方が良いんだろうな、分かってんだよ オースターのニューヨーク3部作の第1作目、ガラス…

話の終わり

2月からずっと読んでいたリディア・デイヴィス『話の終わり』をやっと読み終わった。恋人との出会いから別れ(主に別れ)を描いたもので、しんどくてなかなか読み進まなかった。というのと入子構造?回想する現在の「私」、過去の「私」、小説家としての「私…

正しくあろうとする人によい風が吹きますように

紙の日記を書き続けているがブログも書きたくなる、人の目に触れることを気にしながら書いた文章になるから紙の日記では書かないことも勝手に出てきたりするのが面白い。文章を書く練習のために君島大空のライブの感想を書いていたのだけど、途中で気に入ら…

ジャージの二人

柴崎友香さんの解説が良かった。小説の読み方について。 なんでも意味を見出そうとし過ぎていて、ただそうしたかったからそうした、そこにあるからあった、ってそれだけのことだと思ってればいいってことがたくさんある。本当によく思う。 「自分以外のもの…

沖で待つ

ブログを書こうと思うと腰が重い。 練習と思って頑張ってやっていきます。 10月の読書3冊目は絲山秋子『沖で待つ』。先日行った時に買ったフヅクエ文庫のうちの一冊。短編が3つ。ぱらぱらと読み始めたら面白すぎる、出だしからアクセル全開の「勤労感謝の日…

オラクル・ナイト

昨年冬に、初めて青山ブックセンターへ行った際購入してしばらく寝かせていた。 柴田元幸さんの訳本は村上柴田翻訳堂シリーズで何冊か読んでいたはず。 オースターは初めてだ。どうでもいいがオースターのことをどうしてもオールスターと読んでしまう。(感…

狭き門

無印の古本は本当に選書がいい、ハズレがない。ありがたい。 「なぜ、婚約者になる必要があるんだろう。別段世間の人に知らせないでも、ぼくたち二人が二人であり、またいつまでも二人でいるということさえわかっていたら、それでたくさんじゃないか。……その…

愛と知と悲しみと

銀座の無印に「古紙になるはずだった本」というコーナーがあり、タイトルに惹かれて買った。日に焼けて完全に茶色くなってるし持ち歩いていたらカバーがかなり崩壊してきたから外したら、裏表紙に名前が書いてあった。 誰かを愛する人生について、愛して愛し…

海辺のカフカ上下

一度目は大学生の時に店長に借りて(たしか)読んだ。手元になかったので、購入して寝かせていたものを再読。 村上春樹の作品については別に感想とか書く必要ないかなと思うけど(どうせまた読むし、全部おもしろいし) メタファーとしてのジョニーウォーカーや…

遠い太鼓

最近村上春樹ばかり読んでいる。これはKindleで買ってお風呂でちびちび読んだ。そもそも村上春樹は最高だが旅行記も最高。イタリアやギリシャを中心とした旅の記録。ヨーロッパに行ったことなどないので、とても面白かった。イタリアの治安は大変そうだし、…

古都

仕事が始まったのであまり本が読めなくなったけど、お風呂で村上春樹、寝る前の歯磨きの時に古都をちまちまと読んでいて読み終わった。眠れる美女を読んだときは、なんかキモいな〜と思ったけどこちらは京都の四季折々の風景や祭り、風俗などが描かれていて…

あなたを選んでくれるもの

ミランダ・ジュライ。苦手な作家のひとりである。というのも、先に読んでいた『いちばんここに似合う人』『最初の悪い男』があんまり合わなかったから。あまりにも突拍子がないような場面が多いように感じ白けてしまった。妄想が多すぎる。 ただこの作品はミ…

またここか

坂本裕二の『またここか』 昨日寝る前にちょっと読むか…と思ったらあっという間に読み終わってしまった。出版されたのがたしか2018年の秋?くらいですぐ買ったものの最初だけ読んでほったらかしにしてた。 たぶん登場人物のノリと異様さに当時ついて行けなく…

ペスト

読書の感想をつけることにした。 休業中で暇なのもあるけど、さらさらと読んでしまうことを防ぐのと、ツイッターより長い文章を書く練習にもなるかなと。まあ暇なんだな。 記念すべき第1作目はカミュのペスト。話題ですからね。安易だな。 ペスト (新潮文庫)…