国境の南

雑感

古都

仕事が始まったのであまり本が読めなくなったけど、お風呂で村上春樹、寝る前の歯磨きの時に古都をちまちまと読んでいて読み終わった。眠れる美女を読んだときは、なんかキモいな〜と思ったけどこちらは京都の四季折々の風景や祭り、風俗などが描かれていてとても美しかった。杉林かあ〜花粉症ってこの時代にあったのかな?とか思ってしまった。表紙がとても良い。この作品を書いているとき川端は睡眠薬依存だったらしく、意識朦朧としながら書いている時もあったとか。

真一と千重子がくっつくかと思ったのにそうでもなさそうだし私は間違いなく真一が好きだな。美青年。なんか凪のお暇のせいなのかお兄さんのイメージがシソンヌの人になってしまって面白かった。

秀男は結局どっちが好きだったんだろう、千重子よりも苗子とのほうがより親密に話しているような気がしたから、苗子の内面に惚れて、顔は千重子が好きだったのかな。なんかやだな〜なんかやだな〜と苗子も思ったのかな。