国境の南

雑感

またここか

坂本裕二の『またここか』

昨日寝る前にちょっと読むか…と思ったらあっという間に読み終わってしまった。出版されたのがたしか2018年の秋?くらいですぐ買ったものの最初だけ読んでほったらかしにしてた。

たぶん登場人物のノリと異様さに当時ついて行けなくてなんだこりゃ、となってしまったんだろうな、たしかそうだ。主人公がカブトムシの餌のゼリー食べたところで読むのやめた気がする。『初恋と不倫』読んでいいなと思ったから買ったのに…と

 

で、ペスト倒して疲れたしなんか軽い感じで読めるもの、と思って開いたのがこれで、台本形式になってるから文字の量も少ないしと思って最初から読み直して……どんどん読んで、2時間くらいで読み終わってしまった。カブトムシのゼリー食べたり、ふえるわかめ食べたり、はしないけど、絶対これ落ちるだろうなみたいなところにコップ載せたりはよくしてしまうな私も。わかってるんだけどね。

坂本裕二さんを知ったのはカルテットからで、めちゃめちゃ細かくて優しいなみたいな印象でそれは変わらなくて、細かすぎて伝わらないモノマネみたいな、違うか。

 

今回読んで一番グッときて付箋貼ったところを紹介します。

根森 僕が人殺しになるの?僕の人生どうなるの?

示野 高いアイス買って食べればいいんじゃないですか。

根森 どういうこと?

示野 アイス食べたら元気でるじゃないですか。

根森 社内の人間関係忘れたいわけじゃないんだよ。下手したら死刑になるかもしれないんですよ。

 

社内の人間関係忘れたいとき食べるハーゲンダッツの味。